研究室で使用している測定機器,実験装置

研究テーマ

研究室で使用している測定機器,実験装置を紹介します.
いずれも研究室内で自由に使用することができます.

水蒸気流通対応型熱天秤(アドバンス理工,TGD-9600)
化学蓄熱材の蓄熱操作(脱水反応),熱出力操作(水和反応)を行います.不活性ガスのほかに水蒸気を流通することが可能です.
水蒸気発生部は自作です.マスフローコントローラー,4方バルブ,液体用マイクロフィーダー,タイマーを組み合わせて,乾燥ガスと湿潤ガスを交互に流すことが可能です.

高圧熱天秤(Rubotherm,TGD)
アンモニア吸蔵材のアンモニア吸収/放出反応の試験を行う装置です.電磁石を用いた天秤機構を有しているため,通常の熱天秤では使用できない腐食性ガス雰囲気下で反応試験を行うことが可能です.
アンモニア供給部は自作です.冷却装置(マイナス80℃まで冷却可能),マニホールド,圧力計等を組み合わせることにより,5気圧程度までアンモニアの供給圧を制御することが可能です.

粉末X線回折装置(Rigaku,Ultima IV)
無機化合物の結晶構造を分析する装置です.
当研究室ではXRDを自由に使うことができ,化学蓄熱材の反応試験前後の結晶構造変化を迅速に分析することができます.

(左)紫外可視近赤外分光光度計(日本分光,V-670)
(右)フーリエ変換赤外分光高度計(日本分光,FT/IR-4100)

無機化合物の吸収スペクトルを分析する装置です.
化学蓄熱材の反応試験前後の表面構造の変化や赤外吸収活性を持つ官能基の変化を分析しています.XRDと併用することによって,反応機構の推定も行っています.

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